通过猫热现象看日本的个人化

论文总字数：13346字

摘 要

在人们的传统印象中，日本社会注重“集团主义”“团结”“忠诚”，但是近来日本社会呈现出更多体现个人化发展的社会现象，本文将日本兴起的“猫热”现象作为切入点，对日本社会的个人化现象和趋势做简要分析。

本论文第一章介绍了日本的猫热现象，从养猫数量的增长猫咪咖啡店一些由“名猫”产生的效应以猫为主题的文艺作品等方面较为详尽的描绘了日本社会掀起的“猫热”浪潮。

1. 对“个人化”这一概念的定义发展进行介绍，并且通过一些数据和图表阐述了个人化对日本家庭生活职场产生的影响。在家庭生活方面不婚晚婚人数增加，结婚后依然选择工作的女性增加，家庭成员之间的联系也比以前淡薄。在职场方面，日本传统的终身雇佣逐渐被打破，派遣员工的形式使职员对公司的归属感降低，职场的个人化倾向加强。

第三章探讨日本的“猫热”现象与个人化的关系问题。简单的说，“猫热”是表象，而个人化的发展是表象背后的深层文化原因。由于个人化的发展，人与人之间的关系比原来要淡薄，这加深了现代日本人心中的孤独感。宠物对于人类来说，已经成为家人。此外猫是一种特立独行的动物，这与当下年轻人追求个性与自由的想法不谋而合。由于个人化的发展，单身率居高不下，日本进入超高龄化社会。养猫比起其他动物更适合行动不便的老年人和忙于工作的年轻人。

人是社会的动物，集体可以带给人心理上的安全感，但是个人化也有利于打破传统日本社会僵化死板的集体主义。任何一个社会都要做到个人化与集团化的有机结合，营造轻松安全的社会氛围。

关键词：猫 日本社会 个人化 社会心理

要 旨

古来日本社会は「集団主義」「忠誠」などを重要視してきた。しかし近年日本社会では個人化の趨勢がますます強くなってきた。本論文は日本での猫ブームという視点から日本社会の個人化の現象と趨勢を簡単に分析する論文である。

本論文の第一章は日本の猫ブーム現象を紹介する。ペット猫の増加・猫カフェ・有名な猫の効果・猫を中心とした文芸作品などの面から猫ブームを詳しく説明する。

第二章は「個人化」という概念の定義・発展の歴史などを紹介し、データと図表などを利用して個人化が日本の家庭・職場などに及ぼす影響を説明する。家庭生活では単身・晩婚の人が増え、結婚後依然として仕事を続ける女性も増加している。また、家族間のつながりが薄くなってきた。職場では日本の伝統的な終身雇用が崩れつつあり非正規雇用が職員の帰属感を弱めつつある。

第三章は日本の猫ブームと個人化との関係を検討する。簡単的に言えば猫ブームはただ表面的な現象であり個人化の発展がその隠れた根本原因である。個人化の発展ゆえに人と人・人と社会のつながりは薄くなって、日本人の孤独感が強くなりつつある。日本人にとってペットは家族の一員になった。そして他の動物に比べて猫は自立性が高い動物である。それは自由を求める日本人と一致している。超高齢化社会に入った日本では猫の飼いやすさも猫ブームの一因である。

人間は社会的な動物であり、集団は心理的な安全感をもたらす。しかし個人化は確かに日本社会の融通性がない集団主義を変えることに役立つ。いかなる社会にとっても個人化と集団主義とのバランスを保つのは重要である。それでこそゆっくり・安全な社会雰囲気を培うることができる。

キーワード：　猫　日本社会　個人化　社会心理

目 次

はじめに（序論）……………………………………………………………1

第一章　猫ブームの現象……………………………………………………3

1.1　猫を飼うブーム……………………………………………………………3

　1.2　猫カフェ……………………………………………………………………………4

1.3　有名な猫の効果………………………………………………………………4

1.4　猫に関する文芸作品………………………………………………………5

第二章　日本社会の個人化…………………………………………………8

2.1　個人化の概念………………………………………………………………8

2.2　家庭の個人化…………………………………………………………………9

2.3　職場の個人化………………………………………………………………10

2.4 小括…………………………………………………………………………11

第三章　猫ブームと個人化………………………………………………12

　3.1　個人化による孤独感…………………………………………………12

3.2　自由を求める日本人………………………………………………………13

3.3　少子高齢化…………………………………………………………………14

3.4 小括 …………………………………………………………………………17

おわりに………………………………………………………………18

参考文献………………………………………………………………19

はじめに

1. 研究背景

猫は人間と緊密な関係を持つ動物の一つだ。奈良時代に仏教の経書がネズミに噛まれることを避けるために猫は仏教経書と一緒に中国から日本に渡られた。猫と一緒に生活している中で日本人は猫に基づいて文学・芸術のキャラクターを創造してきた。例えば招き猫・夏目漱石の『吾輩は猫である』・ドラえもん・ハローキティなど。近年日本では猫ブームが注目されている。猫を飼う人は大幅に増え猫カフェ・猫島・猫についてのドラマ・漫画・映画・書籍が相次いでいる。ネコノミクスも大きな影響力を持っっている。しかし猫ブームはただ表面的の現象であり、その根本は日本社会の個人化の趨勢にある。

1. 先行研究

　日本の猫文化・日本社会の個人化について論文が多くあり以下は代表的な論文である。

『日本猫文化についての考え』ふう金；江蘇食品職業技術学院

『日本の猫文化の分析』羅珊・李薇・諏建明；湖南農業大学

『日本文化の中での猫』張秀華；南開大学外国語学院

『日本民族の猫文化が反映する文化内容』王諭；湖州師範学院

『日本猫文化』白洋；遼寧大学

以上の論文は日本の発展歴史という面から猫の地位を分析し、日本民族と民族心理から日本の猫文化を説明した。『日本猫文化についての考え』の中で作者は文学作品・言語表現・猫文化の経済力など面で分析した。『日本の猫文化の分析』の中で作者は現代日本の猫のイメージに重点を置いて分析し、作者らは猫カフェの流行の原因が日本人の孤独からだと確信する。

以下は日本社会の個人化についての論文：

『集団主義から個人主義へ―日本青年文化発展の歴史と現状』趙憲生；

『個人化と日本の青少年問題』陳映芳；華東師範大学。この論文は日本の若者の「お宅」問題・未成年犯罪問題・いじめ問題と個人化との関係を説明した。

『日本社会の個人化―心理文化視角からの考察』尚会鹏；北京大学国際関係学部。この論文は日本個人化の表現と特徴を詳しく説明した。

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