日本团块世代对介护的影响

论文总字数：11156字

摘 要

第二次世界大战结束后，日本战败，军队解甲归乡，生活趋于稳定。1947年～1949年的三年间，增加了约806万人口，因人口大量堆积在短时间内，形如团块，故被称作“团块世代”。同时，日本在上世纪80年代出现了介护工作，随着老龄化的不断推进，逐渐建立完善的介护制度。如今，处于超老龄化社会的日本，老去的团块世代成为了高龄者的中坚力量，介护问题，尤其是介护制度及产业的走向成为民众关心的热点。

本文在调查和分析团块世代与团块二代的概况的基础上，剖析团块世代、特别是团块世代引发的2025年问题对日本介护方面造成的正面及负面的影响，包括介护制度、介护的市场发展以及介护教育事业三个方面，以期能为中国尚不完善的介护系统的建设以启示。

关键词：团块世代 介护制度 介护产业 介护教育

要 旨

　第二次世界大戦後、日本は敗戦国として、軍隊を解散した。そして、国民の生活が安定してきた。1947～1949年の3年の間に、日本の人口はおよそ806万増えた。短時間に人口は団塊のように増えたため、「団塊世代」という呼び方が現れた。また、前世紀80年代から、介護職が日本に出現した。高齢化が進むと同時に、介護の仕組みもだんだん完備されてきた。現在に至って、超高齢化社会になっている日本では、年取った団塊の世帯は高齢者の主体となり、介護問題、介護の仕組み及び介護産業の発展方向はますます注目されている。

　本論文は団塊世代と団塊ジュニアの概況を分析し、団塊世代が介護制度、介護産業および介護教育事業に対する影響を述べてみたい。とくに団塊世代の「2025年問題」が日本の介護事業に与える影響をいい面と悪い面から論述し、まだ発展中の中国介護システムに少し役に立てれば幸いである。

キーワード：団塊世代　介護制度　介護産業　介護教育

目　　次

はじめに（序論）……………………………………………………………………1

第一章　団塊世代の概況 …………………………………………………………2

1.1　団塊世代とは　 ……………………………………………………2

1.2　団塊世代と団塊ジュニア …………………………………………………2

第二章　介護制度への影響 ……………………………………………3

2.1 介護保険法について ……………………………………………3

2.2　介護保険制度の改正 ………………………………………………………3

2.3　中国の介護制度の完備への示し ………………………………………………5

第三章　介護産業への影響 ……………………………………………6

3.1　介護産業市場の変化 ……………………………………………………6

3.2　介護施設と介護職員の不足 ………………………………………………8

3.3　中国介護産業の建設への示し ……………………………………………9

第四章　介護教育事業への影響……………………………………………10

4.1　介護福祉士教育の市場規模 ………………………………………………10

4.2　介護福祉士の育成 ………………………………………………………10

4.3　中国介護教育の展開への示し ………………………………………………11

おわりに ………………………………………………………………12

参考文献 ………………………………………………………………13

謝辞 ……………………………………………………………………14

はじめに

　日本は世界に冠たる長寿国であり、高齢化が最も進んだ国となっている。高齢化が深刻化している今、高齢者と彼らの生活に関する問題、すべては社会の議論の焦点である。これと同時に、高齢者を65歳以上の者と捉えた場合、団塊世代は高齢者層の大きな比重を占めることになった。団塊世代は第二次世界大戦後の1947年（昭和22年）～1949年（昭和24年）の第1次ベビーブーム時代に生まれた世代である。厚生労働省「平成21年（2009）人口動態統計（確定数）の概況」によると、団塊世代の出生数は1947年～1949年この三年、年間270万人であったが、3年間の合計出生数は約806万人にのぼり、およそ現在の出生数の約2．5倍になる。団塊の世代はその膨大な人口のため、その影響力は大きく、様々な社会問題を引き起こした。中には代表的なのが医療問題である。

　大島伸一（2015）は、10年後の2025年、団塊の世代は全員が後期高齢者（75歳以上）になる年に当たると、一般病床（高度急性期・急性期・回復期等）と療養病床のバランスや介護施設等の数が現状のままでは対応できなくなるため、医療は間違いなく崩壊するという団塊世代による日本の医療問題を指摘した。

　しかし、大島の研究はただ将来の日本の医療問題のみにとどまり、日本社会のほかの面への影響は言及されていない。実は団塊世代は将来の医療問題ではなく、高齢化社会に関する様々な問題、特に団塊世代による「2025年問題」[^[1]]の中で介護への影響が重要視されるべきである。

　本論文では、数多くの文献を調べ、データを分析することによって、団塊世代による介護への影響、特に介護制度、介護産業と介護教育事業への影響を研究することを目的としている。

　本論文ではまず団塊世代の概況を説明し、団塊世代による介護への影響を制度、産業、教育事業の三つの面から検討する。そして、それぞれの中国への示唆を述べてみたいと思う。

1. 　団塊世代の概況

1.1　団塊世代とは

　「 団塊世代」というのは第二次世界大戦後の1947年（昭和22年）から1949年（昭和24年）までこの三年間生まれた戦後世代のことである。第一次日本のベビーブーム世代とも呼ばれることである。その膨大な人口のため、当然のことながら、学齢期では教室が足りなくて困っていたんである。その上、大学の競争率が高かった。大学進学率も15％～20％程度と低く、おおくの高校卒業生は就職した。このほか、中学卒業後すぐに就職する者も多かった。日本経済においては戦後の高度経済成長とバブル景気などを経験している。彼らは「金の卵」と呼ばれて、市場や工場などといった中小零細企業で大勢雇われ日本経済の底を支えた。団塊世代が2007年を皮切りに続々と60歳になって、定年することにより、企業活動に大きなダメージを与えるという問題のことをいう。退職の後、貯蓄額が高くて、高齢ビジネスの主力になった。

1.2　団塊世代と団塊ジュニア

　「団塊ジュニア」は団塊世代の子供世代を指している。「団塊ジュニア」は「団塊世代」と同じように、人口数が一番多く、一番活躍している。厚生労働省の人口動態統計によると、団塊ジュニアは両親の約70%が第二次世界大戦前または、同大戦中に生まれており、団塊の世代を両親に持つ者は全体の約30%である。1971年～1974年この三年、年間200万人以上生まれた世代であり、世代人口は団塊世代（1947年～1949年生まれ）に次いで二番目多いである。親の団塊世代が70代に突入するにあたり、介護必要する世帯が増えると予測されるためである。その上、一部の団塊ジュニアは子として役割があって遠くない将来、親を介護する準備がある。そのため、介護離職[^[2]]をする団塊ジュニアが急に増加し、経済や社会などに悪影響を与えるとの予測も出ている。大部の団塊ジュニアはまだ親を介護する意識はないから、将来大部の団塊世代は「介護難民」になるかもしれない。（上原,2013:2）その上、800万人ぐらいいる団塊ジュニアは近いうちにに団塊世代のような介護ストレスに直面しなければならないと思われる。

1. 　介護制度への影響

　日本団塊世代が一体介護にどんな影響を及ぼすのだろうか。これからまず介護制度への影響を考えてみようと思う。

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