论文总字数:12052字
摘 要
中国的推理小说和日本的推理小说都走过了百年的历史。从总体上看,当今的日本推理小说的发展呈良性状态并产生了大批优秀的推理小说作家,而中国的推理小说的发展则处于低迷状态。且日本的推理小说不仅在日本国内,在中国畅销也有目共睹,以松本清张、森村诚一、东野圭吾等人为代表的作品尤为显著。截至2009年,中国市场上的日本推理小说已达九十余种。相对而言,中国的推理小说虽然数量众多,但质量低下。本文通过分析比较中国及日本推理小说的历史以及两国的文化、教育、法律、市场营销等方面等对比,找出日本的推理小说相对于中国的占有相对优势的原因。从而更加客观地了解中日推理小说的异同,为中国的推理小说的良性发展提出建议。
关键字:推理小说;本格派;社会派;中日
目 次
謝辞 I
要旨 II
摘要 Ⅲ
1 はじめに 1
2 「推理小説」の定義 2
3 中日推理小説の発展 3
3.1 中国の推理小説の発展 3
3.2 日本の推理小説の発展 4
4 中日推理小説の発展に関する相違分析 6
4.1 経済面の原因 6
4.2 法律面の原因 6
4.3 思惟面の原因 8
4.4 経営販売面の原因 9
5 日本推理小説が中国推理小説への示唆 10
5.1推理小説の創作のローカライズ 10
5.2推理小説の社会生活面の拡大 11
5.3推理小説の創作の階層の多様化 11
6 おわりに 13
参考文献 14
1 はじめに
現在、中国で日本の推理小説はたいへんブームになっている。2009年まで、中国の国内で日本の推理小説は90ジャンルを超えた。2008年より三倍増えた。書店で推理小説の専門コーナーが出ている場合もある。このデータから見ると、我が国の人は日本の推理小説に大変興味を持っていると言えよう。スターの浮いた噂に夢中になっている人や職場、金融などに関する本しか読まない人がなぜ普段の生活にあまり関わらない推理小説を読むか。それはただ知識を求めているのか、それともつまらない生活に抵抗しているのか。あるいは都市の生活の孤独の表しであるのか。
私は去年の夏休みから推理小説に興味を持ってきた。きっかけは東野圭吾の『容疑者xの献身』の映画である。映画は面白くて緊張感があった。映画を見たあと、その推理小説を読み始めた。読んでいるうちに、推理小説に夢中になってきた。残念ながら、知っている推理小説は大体欧米と日本のものである。例えば、欧米の『シャーロックホームズ』や日本の『人間の証明』、『白夜行』など。その推理小説は自国でだけでなく、世界のいろいろな国でブームとなっている。しかし、中国人として、中国の推理小説を一冊も読んだことがない。わざわざ書店へ行き、中国の推理小説を探しに行ったが、極めて少ないし、しかもあまり有名ではない。中国にも有名な小説家が多いが、推理小説を一途に書いていて世界に名をはせる作家は一人もいない。しかし、日本の推理小説家は何人か中国で流行っている。松本清張、森村誠一、東野圭吾を知っている人は結構いる。日本の推理小説は中国で流行っているが、自国の推理小説は逆に目立たない。本論文は中国と日本の推理小説の歴史と現状を比較し、その原因を探りたい。そして、中国の推理小説はどこが足りないのか、いかにして進むべきなのか、本文は以上の問題について浅薄な私見を提示するにとどまる。
2 「推理小説」の定義
「推理小説」という名称は、木木高太郎が雄鶏社にて科学小説を含む広義のミステリー双書を監修した際、江戸川乱歩や水谷準に提案されて命名したものと伝えられる。もともと「探偵小説」であるが、第二次世界大戦後、「偵」の字が当用漢字制限を受けたために用いられなくなった。それゆえ、「推理小説」は「探偵小説」とも言えよう。 そして、「推理小説」という名前は今日までずっと使われている。
「推理小説」とは、狭義的に言えば、推理は小説の構成の要素で、サスペンスを設置し、ロジックな推理方法を利用して事件を解決するという小説である。すなわち、主な探偵が事件を解決する小説は推理小説と言う。広義的に言えば、探偵が事件を解決する以外に、暴力小説、公案小説、幻想小説、復讐小説、冒険小説、スパイ小説、推理の感じがある及びサスペンスのある伝説やロマンス小説も推理小説の範囲に含まれていると言えよう。
3 中日推理小説の発展
3.1 中国の推理小説の発展
中国の推理小説の前身は「公案小説」である。「公案」という語は宋代にはじまるかと思われる。「公案」とは公府の案牘のことであり、法令によって是非を判断することをもいう。封建社会の崩壊とともに、公案小説も文学の舞台から姿を消しつつあり、大量の欧米の推理小説が翻訳されるようになった。厳密に言えば、中国の推理小説は20世紀の初め、中国の封建制社会の崩壊と外来文化の衝撃をともなって発展してきたものである。そのなかで、もっとも注目を浴びていた人は程小青であろう。程小青の代表作は『霍桑探案』である。それはコナン・ドイルの『シャーロックホームズ』を模倣し、中国の国情に合わせてできた作品である。程小青のほか、欧米諸国の推理小説を模倣し、中国社会を舞台としての推理小説を書いている作家もたくさん出てきた。
20世紀50~70年代は中国文学の発展の特別な時期である。文学は政治につながる統制の道具になっている。新中国は成立したばかりで、新政権を強固にし、欧米資本主義を抵抗するために、革命についての文化が目立ってきた。さらに、「探偵」という個人のためのサービスを提供するのは、むしろ新中国の政権に危険なものだと認識。それゆえ、「探偵」という職業も次第になくなったのである。そして、革命文化の中で、ソビエト連邦文学は中国文学を支配していた。ソ連の推理小説はほとんどスパイを捕まえるという主題の作品であった。したがって、中国の推理小説もその道に沿って歩んできたものである。作品の中で頭が切れた主人公は個人でなく、民衆グループの力と知恵によって、スパイを捕まえるという形式になった。しかし、そのような「スパイを捕まえる」という体系的な書き方は必ず人物の性格がワンパターンのようになり、革新することが難しい。読者自身での犯人を捜す味わいが奪われ、結局改革開放とともになくなった。
1970年代末、改革開放につれて、中国文化も斬新な時期を迎えた。二、三十年代と五六十年代と比べ、改革開放以来の推理小説の翻訳界は前代未聞の大繁栄となった。80年代初期、中国のブックフェアの作品の中で、推理小説は四分の一を占めた。中国人の考え方や文化のニーズが変わっていった。推理小説作家の視野がどの時代よりも広がってきている。「公安小説」、いわゆる警察を中心としての刑事事件を解決する小説は大歓迎である。代表作家は海岩である。
3.2 日本の推理小説の発展
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