论文总字数:15842字
摘 要
阿伊努族是日本北方的一个原住民族。二战以后,日本社会中对于阿依努人的歧视一直都存在着,现代生活中仍留存着许多对阿依努人的歧视用语。由于土地等天然资源的剥夺和民族文化被否定的同化政策,许多阿伊努人陷入贫困的境地,阿依努文化也面临着严重危机。
本文以阿依努民族为对象,在先行研究的基础上,从和人对阿依努族的偏见和阿依努人的自我意识分析日本社会中阿依努歧视的原因,并探讨了由歧视引起的阿依努族的贫困和文化危机问题。阿依努族主要分布在北海道、千岛群岛、库页岛和勘察加半岛南部。随着江户时代松前藩统治时期和人地的划分,阿依努歧视开始出现。二战以后,日本社会中对阿依努人的歧视依旧存在,主要表现在学校、职场、结婚三个方面。因歧视而导致的贫困和文化消亡的问题也不容忽视。阿依努歧视的产生原因主要是阿依努民族意识的淡化和和人对阿依努族的了解度不够。目前日本的阿依努文化保护的政策和民间活动对于消除阿依努歧视有着积极意义。而增强日本国民对于阿依努族的深入了解有助于政府政策更好的推进。
关键词:阿依努 歧视 现状 原因 对策
要 旨
アイヌ民族は日本北部の先住民族である。戦後以来、和人からアイヌ人への差別は続けており、現在でもいじめに用いられる言葉は日常の生活に根付いている。また、政府の同化政策によって、多くのアイヌ人は貧困に陥り、アイヌ民族の伝統文化も少しずつ消えている。
本稿はアイヌ民族を研究対象に、先行研究を踏まえて、アイヌ民族への偏見とアイヌ人の自我意識から日本社会におけるアイヌ差別の原因と、差別によるアイヌ民族の貧困・文化の消滅の危機を検討した。アイヌ民族は主に北海道、千島列島、樺太やカムチャツカ半島南部に居住している。江戸時代から和人地の設置とともに、アイヌ差別の歴史が始まった。被差別経験率を量的に把握して、アイヌの人々が語る差別の内実を参考しながら、差別が生じやすい学校・職場・結婚という三つの場面に刻まれた差別のリアリティを分析した。差別による貧困やアイヌ文化の消滅という厳しい現状も見過ごすことができない。アイヌ自身のアイデンティティと和人がアイヌ民族に対する偏見、即ちアイヌの民族意識の薄さと和人のアイヌへの無理解は差別の主な原因である。アイヌ差別やアイヌ文化にとって、政府の振興政策や民間活動は積極的な意義がある。また、日本国民にアイヌ文化とそれの歴史を正しく理解させるために、政府が具体的な取り組みを進めるべきであると思う。
キーワード:アイヌ 差別 現状 原因 対策
目 次
はじめに 1
第一章 アイヌ民族の歴史 2
1.1 アイヌ民族の地域分布 2
1.2 アイヌ差別の歴史 3
第二章 アイヌ差別の実態 4
2.1 社会生活での差別 4
2.2 見えない貧困 6
2.3 アイヌ文化の消滅 8
第三章 アイヌ差別の原因 10
3.1 アイヌ人の自我意識 10
3.2 日本社会のアイヌ民族への偏見 12
第四章 アイヌ文化の振興 13
4.1 政府の政策支援 13
4.2 民間活動 14
おわりに 15
参考文献 16
謝辞 16
はじめに
北海道大学で留学した時、文化人類学という授業で、アイヌ人女性によるアイヌ文化に関する講演を聞いた。講演から、日本社会にアイヌ差別があるということを初めてわかった。そして、アイヌ差別がいつから始まったのか、差別の原因は何だろうか、現在も日本社会でアイヌ差別の現象が存在しているかなどの問題に関心を持つようになった。ゆえに、日本社会におけるアイヌ差別現象を今回の研究テーマにした。
アイヌ民族についての研究をしている学者は多くいる。菊地千夏(2012)は札幌市、新ひだか町、伊達市およびむかわ町においてアイヌ差別の実像をまとめた。品川ひろみ(2014)は伊達市に居住するアイヌ人を調査対象として、対象者の年齢層に着目しながら、アイヌの人々の血筋と次世代への意識を分析した。濱田国佑(2015)は、札幌市やむかわ町を事例として、アイヌ政策に対する地域住民の評価を明らかにした。
これまでのアイヌ民族に関する研究は、和人[1]がアイヌ人への偏見から差別を分析することが多く、アイヌ人のアイデンティティから差別やアイヌ文化の変容過程に関する研究が少ないようである。アイヌ人のアイデンティティにはさまざまなレベルがあるので、それらの幅を配慮し理解する必要もある。また、政府はアイヌ民族を先住民族として保護や振興の取り組みを始めているが、一般の日本国民はアイヌ問題への関心が薄いと思われる。日本の近代化の過程に、差別されていたアイヌ人への保障や対策は全国の理解のもとで進められるべきだと思う。そこで本論文では、ネットから収集した資料に基づき、アイヌ人の自我意識の内実を分析し、アイヌ差別の原因を探求する。また、和人もアイヌ人もアイヌ文化への無関心の原因を分析し、アイヌ差別問題の解決策を探ってみる。
- アイヌ民族の歴史
日本が単一民族の国という認識が、日本人のみならず世界の人々にも認められている。しかし、日本北部ではアイヌという民族は存在している。まず、アイヌ民族の地域分布とアイヌ差別の歴史を見てみよう。
- アイヌ民族の地域分布
アイヌ民族は、おおよそ17世紀から19世紀において北海道、樺太、千島列島、カムチャツカ、東北地方の北部にまたがって先住した[2]。なお、現在の北海道、千島列島、更に広い範囲において、アイヌ語の地名に当て字を残る地名がたくさん見られる。例えば、「旭川」の昔のアイヌ語の読み方は「チュプペツ」で、朝日の出る東の川という意味である。「小樽」は「オタルナイ」というアイヌ語で、「札幌」は「サットポロ」である[3]。北海道の市町村名のうち、約8割がアイヌ語に由来している。アイヌの人々は主に川筋に住んで、必要な生活材料を求めていた。また、狩猟や交易のため、川は交通路として重要な存在だった。だから、川(ペッ)や沢(ナイ)を意味する地名が多くある。
2012年北海道庁の調査によれば、アイヌ人の数は約2万4千人であった。2013年に北海道アイヌ生活実態調査[4]は66市町村に6880世帯、16,786人を調査の対象者として、アイヌの人々が居住する地区と生活保護の産業を区分した。地区の類型と世帯数は次の表のように示す。
表1[5] 地区の類型と世代数
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