论文总字数:9500字
摘 要
所谓手帐,是指可以随身携带,小巧的记事本。这个词来自日本。在日本,手帐的主要用途是时间管理和记录生活。还可以用作记录关系人,作为自己的身份证明等等用途。日本人的生活离不开手帐。手帐已然成为了日本的一个文化符号。日本人是怎样使用手帐的?本文通过分析在日本手帐受欢迎的原因与日本人使用手帐的方法,得出手帐具有一定经济价值和文化价值的结论。
关键词:手帐 记事本 文具 特征 日本文化
要 旨
手帳、あるいは手帖は、手の中に納まるような、小さな記録本のこと。この言葉は日本から来ている。現代の日本では、主な用途は、予定管理や行動の記録、メモなどに使用される。または、身分関係記録や、身分証明書などを兼ねるものもある。日本人では、日常生活は手帳と離れられない。手帳は、日本の一つ文化シンボルとなっている。「手帳術」というのは、手帳を使いこなし方法である。日本人はどのような手帳を利用するのか。本論文では、日本人の「手帳術」とその人気の理由から、手帳は経済的価値と文化的価値があることがあきらかになる。
キーワード:手帳 手帳術 文房具 特徴 日本文化
目 次
はじめに(序論) 1
第一章 手帳術の定義と特徴 2
1.1 手帳の文化史 2
1.2 「手帳術」の定義 3
1.3 「手帳術」の特徴 3
第二章 手帳術の人気の理由 3
2.1 歴史的理由について 4
2.2 社会的理由について 4
第三章 手帳術の社会的価値 5
3.1 経済的価値について 5
3.2 文化的価値について 7
おわりに 8
参考文献 9
はじめに
手帳というのは、手の中に納まるような、小さな記録本のことである。「手帳術」というのは、手帳を使いこなすのこと。日本人にとって、生活は手帳と離れない。現代の日本で、紙の手帳を使うことがあって、若者たちがスマートフォンを利用して電子手帳も使うことがある。「手帳は成功のためのシールになった」と信じている日本人が大勢いると思われる。「夢をかなえる手帳術」などの本も人々の中で大人気がある。本論文では手帳術の歴史と特徴、または、そのような人気の理由を研究してみたい。
日本では、「手帳術」について研究は少なくない。館神龍彦は『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』で、手帳術の一番重要なのは、自分のニーズに合うようになると言った。阿川佐和子は『阿川佐和子のこの人に会いたい』で、「手帳術」というものはいつから?社会に広まることを研究した。
中国では、「手帳術」について研究はまだないと思われる。「手帳」についての研究も少ない。李姝昱は『谈日本的“手帳文化”』で手帳というのは何かと説明している。苏静は『知日•手账最高』で手帳をどのように使うほうがいいと述べている。
以上の研究から見れば、中国人は手帳についてまだよくわからないと思っている。
本論文では、手帳術の研究を目的として、以下の構成で論述したい。
まず、第一章では、手帳と手帳術の定義と特徴をそれぞれ述べる。
そして、第二章では、手帳術が日本では人気の理由を論説する。
第三章では、手帳術の社会的な価値について、詳しく論述したい。
おわりに、本論文をまとめる。
第一章 手帳術の定義と特徴
周知のように、大勢の日本人は手帳を使っている。第一章は、手帳と手帳術の定義と特徴について詳しく分析する。
1.1手帳の文化史
手帳、あるいは手帖は、手の中に納まるような、小さな記録本のことである。現代の日本では、主な用途は、予定管理や行動の記録、メモなどに使用される。または、身分関係記録、身分証明書などを兼ねるものもある。現代の日本人では、手帳を使わない人がいないかもしれない。人々はいろいろな手帳を使って、日常の件を記録するだけではなく、より多くの使い方もある。大勢の人は、「一冊の手帳が、人の一生を左右する」と信じている。
30年ほど前の日本では、手帳と言えば年玉手帳のことだった。年玉手帳は会社の社員や関連会社や取引先に、支給されるものである。それだけでなく、その会社の社訓から組織図、年間の行事、本支店一覧などが便覧として用意されていた。その会社の業務に役立つ情報をコンパクトにまとめつつ、さらに予定を記入するスペースを併せたものだった。このような年玉手帳は、平成不況による経費削減のために以前ほど一般的なものではなくなっている。しかし、現在の手帳は、形態も機能も、目的に至るまで、使う人によって異なるような、おそろしく幅のある概念になっている。予定ややるべきことを書き記すための特殊な用途向けのツールである。手帳の中心的な機能を純粋に考えれば、このような表現するのが適当だと思われる。それは記入ページを綴じた小型のノート型のものにとどまらなくなっている(館神,2014:20)。
IT機器もWebも手帳の役割を担うことがある。一例を挙げると、電子手帳からパソコンに至るまでのIT系ツールによって、電子的に実現されているものも手帳の役目を担うようになっている。さらにいえば、今や携帯電話も手帳的に使われることがある。とくに学生たちと若者などであれば、紙を綴じた冊子型の手帳ではなく、液晶画面に向かって親指で予定とスケジュールを入力・管理している例も珍しくもない。これらは、既存の手帳の代わりに使われるようになっている。そして、電子的に実現された機能によって、その使われ方は拡張されている。パソコンや携帯電話と言った、Webを閲覧する機器の普及によって、ビジネスマンのスケジュールは部署・チームで共有されやすくなったと言える。電子的なデバイスは、Webなどのネットワークに接続されることで、手帳としての機能を進化させていると見ることもできる。
一方で紙の手帳も復権しつつある「手帳で管理される理由」というアンケート調査によると、手帳で記録・管理している理由は、「慣れているから」が最も高く7割弱あるという。次いで「楽だから」が5割、「簡単だから」「手で書くのが1番早いから」が3割強と続く。しかし男女別で見ると、「簡単だから」を選択した男性は、女性と比べて約20ポイント低く、「手で書くのが1番早い」「社会人としての常識だと思う」の方が上回る結果となった。男性は仕事で使用することを考慮して、手帳の機能は、簡単さよりも、スピードやマナー面を重視している様子が窺える。
年玉手帳がなくなり、PDAやスマートフォンのような電子デバイスが登場する一方で、紙の手帳も再び注目されている。このように、一口に手帳と言っても形も目的も多様になっている。
表1 紙の手帳で記録・管理される理由
出所:株式会社マーシュ 2014年
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