日本少子化社会における保育園待機児童問題に関する研究

 2022-08-29 09:43:38

论文总字数:13504字

摘 要

  20世纪90年代开始日本进入少子化社会。政府也对此采取了各种政策的调整。然而,对策成效甚微。在少子化大环境下的待机儿童问题也受到了日本社会媒体的关注和议论,出现了非常多的专题报道。同时,政府也对少子化以及待机儿童的情况有着十分详细的统计分析以及相应的对策。

本文通过分析日本社会各界对待机儿童问题的讨论与研究,来总结待机儿童产生的原因,认识和把握其对日本社会产生的影响。

因此,本文的主要研究内容分成三个部分。第一部分通过了解和分析日本少子化社会现状及原因来引入保育园的话题,并通过全国待机儿童数量推移和各地区待机儿童数量的比较来展现日本少子化社会待机儿童的概况。第二部分为分待机儿童出现的原因。第三部分为待机儿童对日本社会产生的影响,将从对家庭、对政府以及从俯瞰的视角来看对日本社会的未来三个方面分别阐述其影响。在分析日本待机儿童问题的同时,也将让人们能够更加深入全面地认识这个日本社会特有的现象,从中得到一些启示。

关键词:少子化;保育园;待机儿童

要 旨

 20世紀90年代において、日本は深刻的な少子化社会に入った。この事態に対し、様々な政策を打ち出したが、未だ目立つほどの結果は見えていない。少子化社会を背景に、保育園に入れないいわゆる待機児童問題も日本社会やメディアに注目され、たくさんの報道が出てくる。それを受け、政府も待機児童の状況について、とても詳しい統計及び分析を行い、関連対策も推し進めている。

 本文は日本社会各方面からの待機児童問題に関しての議論や研究を分析し、待機児童が増える原因をまとめ、日本社会に及ぼす影響を認識し、把握していく。そのため、研究内容を主に三つに分ける。

 第一章では、日本少子化社会の現状及びその原因への分析を通じ、保育園問題を取り上げる。また、全国の待機児童数量の推移と各地域における待機児童数を分析、比較し、日本少子化社会における待機児童問題の概況を述べる。

 第二章では、主に待機児童が生じる原因を分析する。

 第三章では、待機児童問題が日本社会に及ぼす影響について語る。家庭への影響と政府への影響を論じた上、俯瞰的な視点とし世界の未来への示唆となるべくよう、日本社会の今後を参考例として事態に関する影響を論じる。

キーワード:少子化;保育園;待機児童

目 次

はじめに1

 第一章 日本少子化社会における待機児童の概況2

 1.1 日本戦後少子化社会の現状及び原因2

 1.2 日本児童福祉施設保育所の概況5

 1.3 少子化社会における待機児童の現状6

   1.3.1 全国の待機児童数量の推移6

   1.3.2 各地域における待機児童数量の比較7

第二章 少子化社会における待機児童が生じる原因10

 2.1 家庭の経済問題、働く女性の増加10

 2.2 保育園建設難、保育士不足10

 2.3 大都市への人口集中12

 2.4 シングルマザーの増加12

 第三章 待機児童問題による日本への影響13

 3.1 家庭に及ぼす影響13

 3.2 政府に及ぼす影響13

 3.3 社会に及ぼす影響14

おわりに17

参考文献18

 

はじめに

 2016年2月15日、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が熱い議論を呼んだ。そのブログに、匿名のお母さんが今の日本の保育施設の不足に強い不満を表し、子供の面倒を見るために仕事を辞めなければならないと書いた。それに、このままだと「少子化」現象が深刻になる一方で、「一億総活躍社会」も実現できないとも書いた。当時、安倍首相が2016年2月29日の衆議院予算委員会で「匿名である以上、実際起こっているか確認しようがない」とコメントしたことから、世論の不満も招いた。これは、少子化社会における日本の待機児童問題の厳しさを示した。

 20世紀90年代から日本は少子化社会に入り、政府は様々な政策の調整を行った。しかし、その効果は微々たるものであった。2014年、日本の合計特殊出生率[1]は1.42で、世界でも低いグループに属している。

 しかし、少子化を背景とする中、保育園へのニーズが高まリ、待機児童も増える一方である。こんな現状は少子化問題を解決する目標と相反していることである。特に、安倍首相が提唱している「女性が輝く社会」は、より多くの産後の女性が仕事に戻ることを呼びかけている。しかし、保育園の不足で、母親たちが仕事を諦め、家で子供の面倒を見なければならない。これはまるで出口のないトンネルに入ったようなものである。

この研究は、日本少子化社会における待機児童問題の全体像とその数の推移及び各地域の待機児童の分布を調査し、待機児童が生じる原因を探し、待機児童問題が日本社会に及ぼす影響をより正確に認識、把握することを目的とする。

第一章 日本少子化社会における待機児童の概況

1.1 日本の戦後少子化社会の現状及び原因

 第二次世界大戦後、日本の総人口数が増え続いてきた。1947年の第一次ベビーブームの頃には日本の合計特殊出生率が4.54に達した。その後、合計特殊出生率が減る一方だが、1966年を除き、1974年まではずっと2.08前後の数値を保っていた。1974年の石油危機により、経済高度成長期にある日本が強い影響を受けて、全体の生育水準が下がっていた。1989年に至っては、合計特殊出生率が1.57に下がり、いわゆる「1.57ショック」が起きた。「1.57ショック」を契機に、日本は少子化社会に入った。近年、合計特殊出生率がずっと1.3前後である。さらに、2005年には過去最低の1.26まで落ち込んだ。

表1 1947(昭和22)年以降(一部)の日本の出生数と合計特殊出生率

年次

出生数(十人)

合計特殊出生率

1947

267,879

4.54

268,162

4.4

269,664

4.32

50

233,751

3.65

213,769

3.26

200,516

2.98

186,804

2.69

176,958

2.48

55

173,069

2.37

166,528

2.22

156,671

2.04

165,347

2.11

162,609

2.04

60

160,604

2

158,937

1.96

161,862

1.98

165,952

2

171,676

2.05

65

182,370

2.14

136,097

1.58

193,565

2.23

187,184

2.13

188,982

2.13

70

193,424

2.13

200,097

2.16

203,868

2.14

209,198

2.14

202,999

2.05

75

190,144

1.91

183,262

1.85

175,510

1.8

170,864

1.79

164,258

1.77

80

157,689

1.75

152,946

1.74

151,539

1.77

150,869

1.8

148,978

1.81

85

143,158

1.76

138,295

1.72

134,666

1.69

131,401

1.66

124,680

1.57

90

122,159

1.54

2015

100,567

1.45

出所:厚生労働省 平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況

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