棒球文化在日本社会中盛行现象的研究

论文总字数：11869字

摘 要

棒球对于日本人来说是非常熟悉的体育运动，被誉为日本的国球。近年来，棒球文化在日本社会中十分盛行，逐渐成为我们了解日本文化的一种重要途径。本文从棒球传入日本的历史开始，简述了这种运动如何成为日本国球的历程及当下的发展现状。然后从美国的影响、日本文化的特性、日本人民对棒球运动中蕴藏的武士道精神和祭祀文化的认同感四个方面出发，详细分析了棒球文化在日本社会中盛行的原因。最后，从性格塑造、经济效果、人际关系的方面阐述了棒球文化对日本社会方方面面的影响。

关键词：棒球文化 日本社会 武士道 甲子园 上下关系

要 旨

日本人にとって、野球は非常に身近なスポーツであり、日本の国民的なスポーツでもある。近年、日本社会における野球文化は盛り上がりを見せている。野球文化は次第に、我々にとって日本文化に近づくのに重要な道となる。本文は、野球が日本に伝わってから、現代に至るまでどのように国民に受け入れられ、最終的に日本社会全体に広まっていったのかを紹介していく。それから、アメリカの影響・日本文化の特性・日本人が野球から生まれる武士道と祝祭のアイデンティティーの四つの部分を詳しく述べ、野球文化が日本社会の中で盛んになった原因を追究していきたい。最後に、日常生活で使われる野球用語・日本人の性格の反映・野球の経済効果・人間関係の潤滑油から、日本社会における野球文化の影響を述べようとする。

キーワード：野球文化　日本社会　武士道　甲子園　上下関係

目　次

はじめに（序論）……………………………………………………………1

第一章　日本社会における野球文化の形成と発展現状………………………2

1.1　日本社会における野球の歴史…………………………………………2

1.2　日本の国民的スポーツとなった野球……………………………………2

第二章　野球文化が盛んになる原因…………………………………………3

2.1　アメリカによる影響……………………………………………………3

2.1.1　明治時代…………………………………………………………3

2.1.2　第二次世界大戦後…………………………………………………3

2.2　文化吸収に優れた日本文化の特性………………………………………3

2.3　共通の価値観から生まれるアイデンティティー…………………………4

2.4　お祭り好きな日本人……………………………………………………4

第三章　日本社会における野球文化の影響…………………………………6

3.1　日常生活で使われる野球用語…………………………………………6

3.2　日本人の性格の反映および形作り………………………………………7

3.3　日本経済に与える新たな活力…………………………………………7

3.4　人間関係の潤滑油……………………………………………………8

おわりに（結論）……………………………………………………………9

参考文献……………………………………………………………………10

はじめに（序論）

日本に野球が伝わってきたのは、1871年の明治のごろである。さらに、1911年に入り、過熱のブームとなり、東京の新聞で野球にめぐる「毒害論争」も起こったという。1915年8月に大阪の豊中球場で、第一回の日本全国中等学校優勝野球大会が開催された。1924年からの第三回は甲子園球場で行われることに決まった。甲子園という名詞自体も、単なる球場の意味から離れ、日本人の精神的な支えとなった。

1936年に、日本で初めてのプロ野球リーグ、日本職業野球連盟が設立された。日本プロ野球は地域に密着し、地域連携を意識し、地元の人気を集めることに重視し、人々から脚光を浴びている。王貞治、沢村栄治、長嶋茂雄、鈴木一朗といったプロ野球選手も、多くの日本人に憧れている。野球はますます人々から愛され、日本の国民的なスポーツになっていく。野球文化も次第に日本社会の隅々まで染み込んでいく。

しかし、中国では、野球はもともと一スポーツとして一般民衆に認識されることができず、関心を持つ者はもっと少ない。それゆえ、日本の野球文化についての先行研究はほとんど存在していない。日本の場合では、野球を体育活動として扱うスポーツ用研究は盛んでいるが、社会文化の視点で野球文化に対する研究もそんなに多くない。清水(1993)は近代スポーツから民族スポーツへという視点から野球と日本文化の関係性について追究した。鎌田(2007)は日本の野球文化について研究した。主に日本野球と海外の繋がりの部分を言及した。そこにはギャップが生じると私は思っている。

私は野球に興味を持つのはある日本の野球漫画の影響であった。日本にいたとき、野球のテレビ中継を見たり、春の甲子園やプロ野球の試合にも観戦したりした。野球のことがだんだん好きになり、日本社会への理解もますます深めてきた。こういう野球文化などの媒介を通じて日本社会を了解しようとしている外国人の数は決して少なくはない。

この論文を通して、私は日本社会の野球文化について紹介していきたいと思っている。私は野球文化をテーマに論文を構成することを選んだが、そのため、最初には日本社会における野球の歴史を述べることが必要だと思う。そこで、第一章では、野球が日本に伝わってから、現代に至るまでどのように国民に受け入れられ、最終的に日本社会全体に広まっていったのかを紹介しようとする。野球文化の盛り上げの様子を見せ、どうして野球は日本でこんなに人気が集められるのを知りたいと思い、第二章では「アメリカの影響」、「日本文化の特性」、「日本人が野球から生まれる武士道のアイデンティティー」と「日本人のお祭り好きの特性」の四つの方面からその原因を徹底的に追究してみたい。そして、日本社会における野球文化の影響は幅広く存在している。例えば、2009年に発足した鳩山内閣の平野官房長官は、当時の鳩山内閣を「全員野球布陣」と述べた。そこで内閣全員が一丸にして全力で立ち向かうという覚悟を国民に示した。それゆえ、第三章では日常生活で使われる野球用語、日本人の性格の反映、野球の経済効果、人間関係の潤滑油などの方面から、日本社会における野球文化の具体的な影響について言及していきたい。

第一章　日本社会における野球文化の形成と発展現状

1.1日本社会における野球の歴史

日本に初めて野球が紹介されたのは，1871年（明治4年）の頃であった。当時の東京開成学校予科（東京大学の前身）で教師をしていたアメリカ人ホーレス・ウィルソンが教え、「打球おにごっこ」という呼び名で日本全土に拡がりを見せた。その時の野球は、アメリカで競技方法やルールなどが確立されたばかりの人気者であった。アメリカの近代野球をそのまま輸入したその頃の日本社会は、まだ明治維新の最中であった。散髪許可令は公布されたとは言え、さすがにユニフォームなど現代的な服装はなく、和服に裸足でプレーした人はほとんどのようであった。

1878年（明治11年）、日本初の野球クラブチーム「新橋アスレチック倶楽部」が誕生した。創立者は、アメリカで機関車製造技術を学んでから帰国した平岡ひろしであった。日本史上初めてユニフォームを着てプレーしたのもこのチームであり、初めて野球対抗戦を開催したのも同部で、初めてアメリカ人チームと試合を行ったのもこのチームであった。

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