论文总字数:9273字
摘 要
本稿围绕村上春树的小说《舞舞舞》进行研究,首先说明本作品与作者其他作品的关系。其次对小说内容进行简单的介绍,然后从表现手法入手,对小说进行分析。对村上春树独有的现实主义与非现实主义交织的写作手法以及同样独特的比喻手法的研究来探索作者村上春树的写作方法。在这之后,通过对小说中登场的音乐以及人物描写的研究来探求村上春树的艺术特色,最终找寻村上春树受欢迎的原因,并探求作者村上春树对人生的态度。
关键词:村上春树;《舞舞舞》;创作手法;艺术特色
目 次
謝辞 I
要旨 II
摘要 Ⅲ
1 はじめに 1
2 村上の長編小説と「ダンス·ダンス·ダンス」の位置 2
3 村上の長編小説の特徴 3
4 小説の粗筋 4
5 書き方 5
5.1 リアリズムと非リアリズム 5
5.2 比喩表現 5
6 芸術的な特色 7
6.1 典型的な主人公 7
6.2 登場させている音楽 7
6.3 孤独と空虚 8
7 結び 10
参考文献 11
1 はじめに
日本の現代文学と言えば村上春樹の名前をいまや無視することは不可能である。村上春樹は現在日本の作家の中でノーベル文学賞の最有力候補と見なされてる。そして、中国で村上春樹の文学のブームになる。村上春樹の数多くの作品はすでに中国語の訳され、中国でたくさんのファンがいる、頗る研究価値を有する。
村上春樹の小説についての研究は非常に多く、小森陽一、藤井省三、加藤典洋など多くの評論者は、大変豊かな成果を収める。彼らは村上の生涯、作品、現代文壇における地位、創作特色とその影響、思想、構造などの方面を分析する。そのうち、『ダンス·ダンス·ダンス』に対する評論も乏しくない。
しかし、大部分の人は『ダンス·ダンス·ダンス』に対する研究を二言三言のレベルに止まり、より多くの精力を村上の青春三部曲『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』などに用いられる。無論、一部分の人が『ダンス·ダンス·ダンス』に対する専門的な研究を行った。彼らは精神分析,ユング心理学,資本主義社会の視点から全面的分析し、村上の当時の状況と結びつけて以下の結論を得た。『ダンス·ダンス·ダンス』は資本主義に批判する、そして自己治療を含めるの小説の見方を表する。しかし、『ダンス·ダンス·ダンス』の書き方及び芸術特色を分析する人は少ない。実は、村上の作品中に『ダンス·ダンス·ダンス』が大きな研究価値を持っている。
『ダンス·ダンス·ダンス』は『ノルウェイの森』発表の後の重要の小説である。『ダンス·ダンス·ダンス』は『羊をめぐる冒険』の後日談という事になっている。それ故形式上は『風の歌を聴け』に始まる青春三部曲の続編という形が、内容や雰囲気は異なっている。
本論文では、『ダンス·ダンス·ダンス』を中心に、村上の書き方と芸術特色を解読し、彼は人気がある原因を解明する。最後、作者が人生に対する態度について詳し分析してみたいと思う。
2 村上の長編小説と「ダンス·ダンス·ダンス」の位置
『羊をめぐる冒険』1982年(処女作『風の歌を聴け』1979年の後、初めて書かれた長編小説)
『世界の終りとハードボイルド·ワンダーランド』1985年
『ノルウェイの森』1978年
『ダンス·ダンス·ダンス』1988年
『ねじまき鳥クロニクル』1994年-1995年
『海辺のカフカ』2002年
『アフターダーク』2004年
『1Q84』2009-2010年
中編小説としては、『国境の南·太陽の西』1992年、『スプートニクの恋人』1999年にかかれた。本論文では、1980年代にかかれた初期の長編小説の中から、『羊をめぐる冒険』の続編といえる『ダンス·ダンス·ダンス』を取り上げる。本小説について、村上は次のように語っている。
「『ノルウェイの森』のあとが『ダンス·ダンス·ダンス』で、これは『羊をめぐる冒険』の続編というかたちをとっている。「僕」の目線ひとつで動いていく物語を、とことん最後の一滴まで楽しんでやろうと思って書いた小説である。たぶんこういう書き方をするのはこれが最後だろうな、という意識はある。『風の歌を聴け』から始まった「僕」と「鼠」の物語のラインが、その使命を終えたということであるね。で、めいっぱい楽しみする。…略…いまだったらもっと緻密で奥深い作品になったと思うんだけれど、そこまで行けなかった。」。
以上のように、本論文で取り上げる初期の長編小説『ダンス·ダンス·ダンス』は、村上春樹の長編小説の原点を表していると考えられる。
3 村上の長編小説の特徴
柘植は、『羊をめぐる冒険』の中にあって、その後の村上の作品につながる「自分なりの小説スタイル」を十項目挙げている。
①都会的で軽妙な会話と、わかりやすい語り口。
②いくつかの別の話がかわるがわる出現する進行のしかた。
③死んだ女性や別れた妻の思い出。
④謎めいた女性とのセックスや共同作業
⑤何か分からない相手からの命令や指示
⑥何かをさがすための調査や旅行
⑦親しい友人の自殺
⑧人間関係を支配する霊的な存在との出会い
⑨現実とは別の世界、死者の世界への移行
⑩自分探しの行動と挫折、そして喪失感
『ダンス·ダンス·ダンス』では、親しい友人の自殺、霊的な存在との接触、現実とは別の世界·異界への移行、自分探し·自分の存在の核の模索、模索の挫折と喪失感にもかかわらず現実にとどまろうとすること、が重要な項目となる。
4 小説の粗筋
『羊をめぐる冒険』の内容を引き継ぐ。1983年、主人公の僕は34才。「文化的雪かき」と自称するフリーのライター。僕は繰り返し見る「いるかホテル」の夢から、前作で突然姿を消した高級コールガールで恋人のキキを思う。札幌の古びた「いるかホテル」を訪ねると、同じ場所に近代的な「ドルフィン·ホテル」が建っていた。フロント係のユミヨシさんと親しくなった僕は、彼女と同様にホテルの16階にある闇の異空間を体験し、そこで前作の羊男と再会する。「多くのものを失って、今何かに結びつこうとしていると感じる」という僕に、「このホテルはあんたのための場所なんだ、あんたがうまく繋がれるようにおいらもやってみる」と羊男は言う。
札幌で見た映画に、中学時代の同級生で今は人気俳優の五反田君の恋人役で、キキが出ているのを見て衝撃を受ける。
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