关于『鼻子』中人性的分析

论文总字数：10545字

摘 要

芥川龙之介是近代日本有名的短篇小说家。他的小说以深刻的寓意，独特的构思以及精炼的语言受到广泛青睐。芥川龙之介以独特的创作手法在世界范围内颇具盛名，被称为“鬼才”作家。本小说取材于古典文集《今昔物语集》《宇治拾遗物语集》，文章带有神话色彩，语言诙谐幽默。通过古代的故事题材真实地反映了日本进入垄断资本主义社会，在阶级矛盾严重的时代背景下，人性的虚荣，伪善以及利己主义的社会现实。小说以主人公禅智内供的鼻子的长短变化被周围的人嘲笑产生的一系列的心理变化，以及周围人对他鼻子变化的态度为线索，生动成功地塑造了拘泥于社会评价的虚弱、悲哀、软弱、悲屈的高僧内供以及冷漠、同情、伪善、充满利己主义的旁观者的不同人性形象，从而达到对人性进行批判和讽刺的效果。读完这篇小说后，让我真切地感受到了芥川龙之介尖锐的笔锋，也让我看到了同情和嘲笑并存，利己主义人性弱点的丑恶的一面。

关键词：人性弱点；利己主义；虚荣；伪善

目　次

謝辞 I

要旨 II

摘要 III

１　はじめに 1

１．１　先行研究について 1

１．２　本課題の現実価値 2

２　内供の矛盾している人間性 3

２．１　人間性の虚栄 3

２．２　人間性の哀れ 4

２．３　人間性の卑屈 4

２．４　人間性の軟弱 4

３　傍観者の不均衡な人間性 6

３．１　人間性の同情 6

３．２　人間性の冷ややかさ 6

３．３　人間性の利己主義 7

３．４　人間性の偽り 8

４　終わりに 9

参考文献 10

１　はじめに

芥川龍之介はこの小説を書いた時期が日本の歴史上で最も暗い時期の一つだ。さまざまな社会矛盾が現れた。戦争の影響で、元々弱い日本経済は巨大な衝撃を受けた。独占資本主義は形成されて、労働者と農民の生活は苦しくて堪えなかった。思想の分野の方面では、冷冷ややかで、私利私欲をむさぼるという社会心理は主流になった。と同時に、個人主義、利己主義が盛んだ。このような時代背景で、敏感で道徳の潔癖を持っている芥川龍之介は孤独、苦痛だ。彼は小さいときから、父の愛と母の愛が不足して、世間の寒さと暖かさを散々体験した。不幸な生活と曲折した人生経験の影響を受けた彼は『鼻』を通じて、世間へ皮肉した。世間の虚栄、悲しさ、弱さ、人間性の冷ややかさ、利己主義を鞭打った。
１．１　先行研究について

『鼻』について、たくさんの学者は深い研究を行った。先人は人間性に対する研究ははっきりしていて、簡潔であると思っている。その中の一部の文章は、例を挙げて、鼻が変化する前に努力していた姿と鼻が変化した後の行為を比較して、主人公内供への如実な研究を達した。主人公内供の人物性格を出発点にして、人間性を分析した。もう一部の研究は主に心理変化から展開した。主人公内供の鼻の変化によって、発生したねじ曲がっている心理変化を分析していた。芥川龍之介の創作の背景、およびこのような背景の下で完成した文章の創作目的から分析して、最後に現代社会への啓発と文章に対する現実的な意味も触れった。

本課題は、小説主人公内供の人物形象を徹底的に分析だけではなくて、傍観者たち例えば、城の中庶民、内供の弟子と武士のイメージへの分析もある。両者形象の対比を通して、文章の内容を豊かにした。人物行為への如実な分析ばかりではなく、先人の良い研究方法を参考にして、心理状態に対する分析もした。

例えば黄峰の『「鼻」大胆的人性解剖与丰富的内涵』では、『鼻』の一方は個人的自己意識の欠如や心の中潜む群集心理を掲示した。一方は近代日本人民の冷酷な傍観心理と利己主義思想を暴露したと述べている。

郑宝香の『一个布道者的悲哀——评日本著名作家芥川龙之介的出世作「鼻」』によると、芥川龍之介筆下の人間性の二重性が見せる。すなわち善良と醜さ。傍観者の利己主義も指摘された。世界はでたらめで、人生は孤独だ。個人からの反抗はその時の社会に効果はないという哲学の思想も触れていた。

张彦丽の『浅析芥川龙之介「鼻」中的人性体现』に利己主義を重点として、他人は努力して、ようやく不幸から脱出することができる時、満足できなくて、何か失ったような気持ちになった。また他人が不幸に落ちてほしいという利己主義を詳しく分析した。

肖书文は芥川龍之介の人生体験の矛盾と苦痛を理解していた。『试论芥川龙之介鼻子的深层意蕴』の中で、肖书文は『鼻』に隠れる禅宗の三境界を引用して、人の心を救われるだけで、運命から逃げ出すことができないのも明らかにした。

王丽丽の『芥川龍之介の心理分析』は人物の心理変化から着手して、人間性の哀れ、人間性の軟弱や人間性の卑屈など矛盾している人間性を具体的に論じている。

本文は先人の研究成果を参考として、主人公内供の鼻の長さの変化によって、禪智内供自分自身と傍観者が鼻に対する態度および心理変化と起こった行為を分析して、人物性格を比較する。『鼻』の人物は人間性のさまざまな弱みを持っているだけでなく、彼らの性格も矛盾している。本文は細かい変化点をしっかり捕まえて、重点的に内供と傍観者の矛盾している人間性を説明した。

１．２　本課題の現実価値

光明の背面は暗黒である。芥川龍之介は『鼻』を通じて、人間性の暗い面を批判した。課題の研究するを通じて、私達ようやく人間性の明らかなところおよび偉大な点が了解する。人間性の醜さを暴き出さないかぎり、人々は人間性の弱点に対する認識が深刻にならなくって、そして人間性の虚栄、悲しさ、弱さ、人間性の冷ややかさ、利己主義などの弱点が根本から取り除くことができないと思っている。事実上、すでに発展した文明な現代でも、人間性の弱点は完全に根絶しなかった。『鼻』の研究を通じて、私たちは自信を持って、正しい自己評価基準を創立するのは必要だと思っている。日常生活では、習慣と趣味の違いによって、自分のやり方と他人の標準に合わないのもよく発生する。自分の原則をしっかり守るのは正しいと思っている。いつも同情心を捨てないように、他人の不幸を見ている時、他人の立場に立って考える。援助の手を出したら、生活はもっとすばらしくなれる。社会は和やかな雰囲気に溢れていることもできると思っている。

２　内供の矛盾している人間性

池尾という日本のところ和尚禪智内供がある。彼は長い鼻を持っていた。この鼻は禪智内供に大きな不便をもたらした。、鼻の形状も変で、内供の自尊心を破壊された。「飯を食う時にも独りでは食えない。独りで食えば、鼻の先が鋺の中の飯へとどいてしまう。そこで内供は弟子の一人を膳の向うへ坐らせて、飯を食う間中、広さ一寸長さ二尺ばかりの板で、鼻を持上げていて貰う事にした。」彼は表面では、さほど気にしないような顔をしていた。実際には内心では始終この鼻を悩んでいた。彼は正常な短い鼻が欲しいだ。でもその気持ちは誰にも知りたくないと思って、陰で各種類の方法を試して、自分の鼻を少し短くなりたかった。ようやく彼は弟子から長い鼻を短くする方法をもらった。それは鼻をお湯の中に浸して、そして鼻を取り出して足で踏み、更に粟粒のようなものが鼻から出た。それを毛抜きで抜けった。内供はこの民間の処方を試みた後、鼻が短くなって、長年なくなった笑顔も再度現れた。しかし、周りの傍観者は内供への態度が変わった。悪意を持っている彼らは元来の同情から野放図な嘲笑、風刺になった。ようやく自分の鼻が短くになったが、今は悩みを加えることしかいなかった。内供の自尊心が強くて、また他人の見方を気にした。彼は鼻が長い時、人に同情される時期を懐かしくなった。結果鼻は元の様子に帰った。禪智内供はまた爽やかになってきた。

上記から、文章の中の人物は全部の矛盾な人間性を持っている個人だ。次は主人公の人間性を詳しく分析していく。

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