浅析日语教育中的性别差异教育——以终助词为中心

 2022-03-05 21:51:19

论文总字数:14957字

摘 要

日语的性别差异在社会语言学以及日语学等众多的领域有着多数的研究。但是,从日语教育学这一视角出发的研究依然不在多数。

本论文通过日语教科书分析以及日语学习者的意识调查,从现在日语的性别差异的现状出发,发现问题,并提出解决方案。其结果,通过对教科书的分析,教科书中很少提及终助词这一事实也十分明了。这可以说明,现在日语教育中依然存在陈词滥调以及对日语言语行动多样性的无视。同时,通过对日语学习者的性别差异意识调查,大部分的日语学习者对于日语性别差异仍然持有陈旧的印象而没有考虑实际的多样性这一事实也得到了判明。在这个现状之上,今后教材制作的方式也应当划入考虑范围。并且,从事教育活动者也应当对于随着时代的变化而变化的语言使用采取柔软的姿态。

通过正确的教授日语学习者有关日语的性别差异的知识,既是使与日本母语话者交流更加流畅的关键,也能够使其更加理解日本社会,对第二语言学习者的日语学习者来说意义重大。

关键词:性别差异 终助词 教育 学习者 意识

要 旨

日本語の性差における研究は、言語学、社会学、日本語学などの領域で行われるものは多数あり、日本語教育学の視点からの研究はまだ少ない。

 本論は、テキストの分析および日本語学習者の意識調査を行い、日本語教育における性差教育の現状を踏まえ、その問題点を見出し、解決策を提案する。その結果、教科書への考察から、教科書における終助詞の言及が少ないことはわかった。それは、ステレオタイプで日本語の言語行動における多様性が無視されていることがいえる。また、日本語学習者における性差意識調査から、日本語学習者の大半が日本語の性差についてステレオタイプ的イメージを抱えており、実際の多様性を考慮に入れていないだろうと判明された。この現状を踏まえ、今後の教材製制作のあり方を考えてゆくべきだと考えられる。また、教育活動に携われる方々も、時代とともに変化する言語使用に対し、今後も柔軟な姿勢を持ち続けることが求められていると思われる。

日本語学習者に性差を正しく教えることが、ネイティブとのコミュニケーションをよりスムーズにする肝心なポイントであり、日本の実社会をよりよく理解することにもつながり、第二言語学習者である日本語学習者には大変意義がある。

キーワード:性差 終助詞 教育 学習者 意識

目 次

はじめに(序論)…………………………………………………………1

第一章 日本語の性差……………………………………………………2

 1.1 日本語の性差とは………………………………………………… 2

 1.2 終助詞とは…………………………………………………………2

 1.3 終助詞における性差傾向…………………………………………… 3

第二章 日本語教育における性差教育の現状及び位置づけ…………………6

 2.1 教科書における終助詞の扱われ方…………………………………… 6

 2.2 性差教育の日本語教育での位置づけ……………………………………8

第三章 日本語学習者における日本語の性差意識…………………………9

 3.1 研究課題……………………………………………………………9

 3.2 調査対象……………………………………………………………9

 3.3 日本語学習者による日本社会のジェンダーの捉え方……………………9

 3.4 日本語学習者による性差認識……………………………………… 10

 3.5 日本語学習者におけるジェンダー言語使用……………………………11

第四章 日本語の性差教育における問題点と解決法………………………14 

おわりに………………………………………………………………… 15

参考文献………………………………………………………………… 16

謝辞……………………………………………………………………… 17

はじめに

日本語では、文末表現など、男性と女性では言葉そのものの使い方が違うことは周知の事実である。女性が主に使っている言葉を「女性語」と呼び、男性が主に使っている言葉を「男性語」と呼ぶことがある。

 男性語、女性語の特徴を表現する語には、終助詞を含む文末表現、感動詞、自称詞、名詞など数多くある。これら日本語の性差についての研究は多数あり、言語学、社会学、日本語学などの領域で調査がなされており、著しい成果を遂げている。1979年に『日本語と女』という著書が寿岳章子によって出版され、日本語が日本社会における女性の低い地位を反映しているとし、社会に大きなインパクトを与えた。また、女性の視点から日本語を見直す契機になったのも確かである。それ以来、井出祥子をはじめ、多数の学者がこの領域に力を注ぎ、社会に影響を与える著書が次々と出てきた。

 とはいえ、日本語の性差を日本語教育学の視点から見た研究は数少ない。あったとしても、教科書の分析など教える内容に着目する研究にとどまって、学ぶ側の意識に焦点を当てる研究はあまり見られないのである。

本論は、日本語の性差表現の中で終助詞のみに着目し、テキストの分析および日本語学習者の意識調査を行い、日本語教育における性差教育の現状を考察してみる。考察の結果から、日本語教育における性差教育の問題点を見出し、解決策を提案する。

  1.  日本語の性差

1.1 日本語の性差とは

 日本語には男性語、女性語特有の語彙や文末表現があり、男女それぞれ男性語、女性語を使って、話している。その男女の言葉にある違いを性差と呼ぶ。またジェンダー言語とも言う。

 次の文は川端康成の『雪国』からの抜粋である。中国語のほうはその訳文である。

 

 「君は早起きなんだね。」

 「ゆうべ眠れなかったのよ。」

 

“你起得真早。”

“我昨晚失眠了。”

 日本語と中国語の二つの表現し方を比較してみると、中国語の場合、ほかの文の助けがない限り、どちらが男性の発話であるか、どちらが女性の発話であるか、はっきりとわからない。それに対し、日本語の場合、言葉の使い方から発話者が男性であるか女性であるかは姿や声などに頼らなくても一目瞭然である。

 男性語・女性語にはそれぞれ特質がある。まず女性語の特徴について、『国語学大辞典』[1]により、次のようなものが挙げられる。

1)女性特有の単語を使う

2)漢語などの硬い言葉や野卑な、下品な言葉を避ける

3)間投詞や終助詞などの強意語を多く使う

4)敬語的表現、丁寧な言い方、婉曲な物言いや言い切らない表現が多い

5)音域が比較的高音部に属する

6)抑揚や音の強調などが変化に富む

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