中国与日本少子老龄化的现状及其对策的比较——以江苏省和爱知县为例

论文总字数：14744字

摘 要

中日两国尽管在经济社会发展上有一定的差异，但目前都面临着较为严峻的少子老龄化问题，并且两国的问题具有一定的相似性。而中国江苏省和日本爱知县同为各自国家的经济社会发达地区，两地的问题亦有诸多可比之处。本文将分别阐述江苏省和爱知县的少子老龄化问题的现状及两地的相应对策，分析两地情况的异同，并尝试为江苏省的问题提出一些启发性建议。

例如，在少子化问题上，江苏应当积极支持鼓励生育，做好相关保障措施，同时营造一个让人们能够兼顾工作与家庭的环境；在老龄化问题上，江苏应当保障医疗与养老服务的区域均衡发展，同时积极从国内外引进人才，从而缓解这一问题。

关键词：少子老龄化，中国社会，日本社会，江苏，爱知

要旨

中国と日本は経済社会の面で、一定の差があるが、現在、ともに深刻な少子高齢化問題に直面している。また、両国の問題には似ている部分が多くあると思われる。中国の江蘇省と日本の愛知県は、各自の国の先進的地域であり、両地域の問題について比較する価値がある。本研究は、江蘇省と愛知県の両地域の現状およびその対策を述べた上で、その共通点と相違点を比較し、江蘇省の問題に対し、建設的なアドバイスをしてみる。

たとえば、少子化問題に対し、江蘇省は、出産を推奨し、関連する保障を整備し、また、ワーク・ライフ・バランスを推進すべきだろう。一方、高齢化問題に対し、江蘇省は医療と介護の均衡化をはかり、積極的に国内外から人材を受け入れるべきだろう。

キーワード：少子高齢化、中国社会、日本社会、江蘇、愛知

目　次

はじめに……………………………………………………………………………1

第一章 中国の少子高齢化現状およびその対策―江蘇省を事例として……2

1.1 中国全体の少子高齢化現状………………………………………………2

1.2 江蘇省の少子高齢化現状…………………………………………………3

1.3 江蘇省の少子高齢化対策とその問題点…………………………………4

第二章 日本の少子高齢化現状およびその対策―愛知県を事例として……5

2.1 日本全体の少子高齢化現状………………………………………………5

2.2 愛知県の少子高齢化現状…………………………………………………5

2.3 愛知県の少子高齢化対策とその問題点…………………………………6

第三章 愛知県の少子高齢化対策が江蘇省への示唆…………………………7

3.1 両地域における少子高齢化問題の共通点と相違点……………………7

3.1.1 両地域の共通点………………………………………………………7

3.1.2 両地域の相違点………………………………………………………7

3.2 少子化の対策について……………………………………………………8

3.3 高齢化の対策について……………………………………………………9

おわりに…………………………………………………………………………10

参考文献…………………………………………………………………………11

付録………………………………………………………………………………12

謝辞………………………………………………………………………………14

はじめに

近年、中国の少子高齢化問題はどんどん深刻化しており、現在、すでに少子高齢化社会に入っている。この問題は、中国における経済の成長や社会の発展などに悪影響を与えている。政府がこの数年間、一人っ子政策の解禁など、新たな措置を取っており、現状の緩和を求めている。

隣国の日本は、数十年前にすでに少子高齢化社会に入った。その情勢が中国より深刻である一方、日本はより多くの問題解決・緩和に関する経験を積んだ。日本の状況に関する研究は、中国における少子高齢化問題の対策に、インスピレーションを与えられる。

本研究の対象となるのは、中国の江蘇省と日本の愛知県である。この両地域は、それぞれの国において先進的な地域であり、社会、経済などの面では、似ている部分が多くある。また、この両地域は現在、ともに深刻な少子高齢化問題に直面している。

本研究は、高齢化率や、年少人口割合、全国平均水準との比較などを通じて江蘇省と愛知県の現状を把握する。その上で、両地域の少子化・高齢化対策やその問題点を研究し、また、両地域の共通点と相違点を分析する。

最後に、筆者が行った質問紙調査の結果と研究で調べた結果などを生かし、愛知県の少子高齢化対策が江蘇省への示唆を明らかにする。

第一章 中国の少子高齢化現状およびその対策

―江蘇省を事例として

1.1　中国全体の少子高齢化現状

中国は、1949年以降、人口が速やかに増加した時期を経たが、医療の進歩や一人っ子政策、人びとの価値観などの変化などといった諸原因で、人口増加が減速しており、少子高齢化の問題がだんだん現れてきた。

一般的に、総人口に占める0～14歳人口の割合（本稿では、「年少人口割合」とする）は少子化の状況を反映し、総人口に占める65歳以上人口の割合（高齢化率）は高齢化の状況を反映する。年少人口割合が20％未満の場合、少子化社会といい、15％未満の場合、超少子化社会という。また、高齢化率が7％以上は高齢化社会、14％以上は高齢社会、21％以上は超高齢社会である。

ここ数十年の中国全国人口センサスのデータによると、2000年の第5回人口センサスの際、高齢化率は7.0％に達し、高齢化社会に入った。一方、2010年の第6回人口センサスの際、年少人口割合が20％を下回り、少子化社会にも入った。また、推移のトレンドから見ると、中国の少子高齢化問題はまだ深刻化している一方である（図1）。

図1　中国における人口の少子化と高齢化の推移

（中国国家統計局http://data.stats.gov.cn/のデータより作成）

中国の少子高齢化の特徴として、主に以下のことが挙げられる。

まず、少子高齢化の開始が遅れたが、進行の速さが注目すべきである（王桂新、戴二彪、2015）。21世紀の初頭から少子高齢化社会に入ったばかりであったが、2010年に、高齢化率が8.9％に達し、年少人口割合が16.6％となり、加速化していることが明らかである。

次に、中国の総人口が多いため、高齢人口の規模が大きい（姚新華、2011）。中国の高齢人口数は1.19億人（2010）であり、世界最大の規模となっている。

最後に、中国の高齢化は、「未富先老」（豊かにならないうちに先に高齢化を迎える）と「未備先老」（制度が整備されないうちに先に高齢化を迎える）という状態である。欧米先進諸国や東アジアにある日本、韓国が経済・社会の発展水準が非常に高くなった後、少子高齢化社会に入ったことに対し、中国はまだ発展途上国でありながら、すでに少子高齢化社会に入っている。

1.2　江蘇省の少子高齢化現状

剩余内容已隐藏，请支付后下载全文，论文总字数：14744字